そのミチのヒト

株式会社 日和住設|住宅を明るく照らし続ける!プロフェッショナル集団の電気設備部に迫る!【後編】取締役部長 三浦さん

投稿: 2025-01-17 / 更新: 2025-01-24

日和住設の空調設備部のメンバーについてmichimichi編集部員が深掘り!
本日は後編。取締役部長の三浦さんです。電気設備工事一筋の40年。時代とともに移り変わっていく電気業界の様子を客観視しながらも、これからの未来を真っすぐと見据える三浦さん。そんな三浦さんのこれまで歩んできたキャリアや電気設備における大きな変化、そして次世代に伝えたい想いについて伺いました。

電気設備部が担う業務の概要について教えてください。

主に木造住宅や共同住宅(アパートやマンション)などの電気設備工事を手掛けています。設計から配線、見積り、施工まで一貫して対応しています。最近では、グループホームや商業施設の工事も増えていますね。

電気設備工事は専門性が高いイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?

そうですね。資格を持っていないとできないことが多いので、専門性は高いと思います。例えば「第2種電気工事士」があれば低圧の配線工事に携われますが、高圧の設備工事には「第1種電気工事士」が必要です。当社は基本的に低圧の配線工事に携わることが多いのですが。いずれにしても基本的な知識がなければ業務を任せることはできないので、部下には資格を取得してもらうようにしています。

電気設備工事業界一筋40年と伺いました。これまでの経験について教えてください。

最初は、本州で鉄工所や下水処理場などの制御系のお仕事に従事していました。機械を動かすための制御盤を作ったり、システム全体の設計を行なったりなどです。その後、建物内の配線や設備を扱う内線工事の仕事に転向して今に至ります。内線工事の分野では25年くらいの経験を積んでいます。

制御系から内線工事へ転向された際に、戸惑いなどはありましたか?

戸惑いましたね。制御系のお仕事は技術者同士のやり取りが中心でしたが、内線工事ではお客様とのコミュニケーションが非常に重要になります。金額の話など、最初は慣れないことばかりで苦労しました。ですが、直接お客様と会話することで、信頼を得られる喜びを感じ、やりがいを見出すことができました。

現在、三浦さんは管理職とのことですが、現場に出ることはありますか?

現在は設計や積算、打ち合わせが主な仕事ですが、忙しい時は現場にも顔を出します。実は、先日も電柱に登って作業してきましたよ(笑) 現場は達成感が大きくて好きなんですよね。管理職の仕事は、どちらかというと淡々とこなしていくような感覚ですが、現場では「電気が点いた!」という瞬間的な喜びがあります。

長年、電気設備工事業界に携わっているからこそ感じる時流の変化はありますか?

2011年の東日本大震災で、国内のエネルギー利用が大きく変わりましたよね。原発が止まったことで電力が足りなくなり、電気の使用を控える動きが広がりました。その結果、オール電化の普及も停滞しました。当時は、暖房や給湯設備などで電気を使っていた家庭が多かったですが、ガスや他のエネルギーに切り替える流れが進みました。それに伴って、工事の内容や設備投資も急速に変わったので、電気設備工事の業界にとっては本当に激動の時代だったと言えますね。

最後に、三浦さんが次世代に伝えたいことは?

やはり、周りの仲間を思いやって助け合いながら行動できる人間になってほしいですね。技術だけでなく、工程管理や周りの状況を理解する力も必要です。自己完結するのではなく、周りに気配り目配りできるようになってほしいです。そういう僕自身は助けてもらうことが苦手ですけどね(笑) 多分プライドみたいなものがあるから。なるべく助ける側でいたいという気持ちがありますが…。結局は、持ちつ持たれつですね。

michimichi編集部員A.Tによる編集後記

今回のインタビューで初めてお目にかかることになった三浦さん。最初に「本日はよろしくお願いします」と、お名刺とともにご丁寧にごあいさついただいた際に、なんて誠実な方なんだろうと思いました。その直後に「僕のインタビューは最後ですかね? 少し外出してしまうので、他の従業員から先に(インタビュー)をお願いします」とお声がけいただきました。
そして、いよいよ三浦さんの出番となり…「先ほど外出されていたのはお近くの現場だったのですか?」と尋ねてみると「あ、現場ではなくて、忘れ物を取りに自宅に戻ってみたんだけど、よくよくバッグの中を調べてみたら見つかったんですよ。」と、おっちょこちょいな一面が。最初の第一印象から別の印象へ変わった瞬間でした(笑)
そうは言いながらも、三浦さんの言葉には、人としての温かさと職人としての責任感が同居しており、その眼差しからは次世代へ継承していかなければならないという強い使命感も感じました。
三浦さん、ありがとうございました!

取材:michimichi編集部員M.K
文 :michimichi編集部員A.T

企業情報

株式会社 日和住設

水・暖房・電気など総合設備を扱う住宅設備の施工工事会社。北海道・札幌を拠点に、幅広い領域での施工実績、顧客満足度を誇ります。創業45周年を迎えた今、これからも成長を続けるために新しい仲間を募集中!

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ライター情報

A.T

michimichi編集部員。写真を撮るために一眼カメラを持って森へ出掛けるくらいエゾリス&エゾシマリスが好き。生粋の道産子女子。

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