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「働いてやってるぜ」くらいの勢いで頑張ってほしい【札幌制御システム】

「働いてやってるぜ」くらいの勢いで頑張ってほしい【札幌制御システム】のイメージ画像 michimichi編集部

札幌市北区に本社を構える札幌制御システムは、創業35年の制御配電盤メーカー。
商業施設や工場、学校や高速道路など私たちの生活に欠かせない施設の安定稼働に大きく貢献してきた企業だ。
2022年に代表取締役社長に就任した生田哲史氏にきく「褒めることの大切さ」とは。

仲良く仕事をするために、言うべきことは言う

Q.どんなことを念頭に日々の経営にあたっていますか?

「仲良く」が一番の目標なんです。ただ、「仲良く」という中でも言わなきゃいけないこと、自分でやらなきゃいけないこと、きちんと見せなければいけないことはあります。単に楽しいことだけ、笑いたいことだけを切り取って過ごしても前進はしません。言うべきことは言う、ダメなものはダメと言わないと、お互いに成長しないと思っていて、私が社員だった頃からずっと続けています。

Q.社風はどのような特長がありますか?

「何とかなるだろう」「いい方向に進むだろう」「もし違っていたら直せばいい、修正すればいいや」という考えでやってきました。

今でも変わっていません。

とりあえずチャレンジする人間が私は大好きなので、応援していきます。逆に、一番嫌いなのは何もしない、逃げる、これは僕のせいじゃないと言い出すこと。これはすごく叱ります。「どうしてそういう考えなの?そういうことじゃないでしょ?」と。

見ていれば「頑張っていない」「逃げてる」のはわかるので、背中を押してあげて「会社がバックアップするからやってみなさい」と促しています。2人の部長も一緒になってやっててくれているので、その下の課長達も同じ方向です。そういう姿勢が若手たちに伝わっていっています。

50歳と20歳が楽しく雑談をする。同じ目線で会話できる雰囲気。

Q.トップの方針を若手まで伝えていくのはかなり難しそうですが?

みんな一緒になって仕事をすることはできていると思います。「(職位)が偉いからここまでしかやらない」「僕は設計家だから」「僕は品質管理課だからここまでしかしない」とか、そうやっていくとグレーゾーンができて、結局誰も手をつけない状態で、それがだんだん大きくなっていって、最後には大問題ということになるので、あえて声を出していける人がいないとダメなんです。

声を出すためには、そういう雰囲気を日ごろから持っている必要がありますので、社員たちは仕事をしてない時は和気あいあいと楽しく、遊んでいるという感じです笑 年齢関係なくみんな普通にしゃべっていますね。

褒められることで、社員が輝き出す。「いい顔」で現場から帰ってくる。

Q.褒めることを大切にしているそうですね?

褒めるのは小さいことからでいいんです。特に若い子は全部できるわけではないので、教えたことを10とすれば、1か2程度できればそれを褒めてあげればいいです。残り8割ができていなくても、次にやる時は2までができる状態からやる。その2が次に3になるんですね。それもまた褒めてあげればいいんです。できていない部分はとりあえずやらせてみなければ成長しないし、間違ったことはきちんと修正できればいいと考えています。

Q.社員にモチベーションを持ってもらうために工夫していることはありますか?

昔と違っていまはライフスタイルを含めて多様性がありますので、どんなことがモチベーションになるのかわかりにくいですよね。そこで、会社を再定義しようとしています。単に働きに来てお金を稼ぐ場所ではなく、「ファミリー」というか愛社精神・愛着心を会社に持ってもらえれば、もう少し見る目が広がるのではないかと考えたのです。
会社に対して愛着心があれば、困っている人がいたら助けようと思ったり、何が心配ごとなの?と関わったり。そういう積み重ねが仲間意識につながり、仕事面でもパワーを発揮すると思っています。
その一環としてエンゲージリングについて本格的に取り組んでいます。まずは若い人の意見を取り込んで分析し、会社を大きくするための方針を検討しています。
「会社を大きくしよう」とは、人数を増やすという意味でなく、中身を濃くしてお客様の信用度が高くなる素敵な会社になろうという意味です。

現場で当社の社員は目が輝いてるんですね。やるときは集中する。休むときは休む。メリハリをつけてやっていると他の会社の方たちが「いい会社だね」「あのひと楽しそうだね」と言ってくれるんです。
そういう状態であれば仕事も増えていくし、本人も輝き始める。だから褒められるようなことがあれば、私から本人に伝えるようにしています。人って輝くと本当に素敵な顔をするんです。自信を高めて現場に行って成功すると「いい顔」して帰ってくるんです。そんな輝いている時間をずっと持ち続けられるようにしてほしいですよね。
当社は製造会社なので、作り始めると絶対に終わりが来るというサイクルがあって、1年間に何十回と達成感を感じられる会社です。達成感を得たら「次に行くぞ」という気になって、それを感じられるような素敵で輝く社員であってほしいです。

“出る杭は打たず”。やさしく見守り、大きく育つようにします。

Q.愛社精神を育むために気をつけていることはありますか?

帰社するとほっとする場所だと思ってほしいんです。だから帰ってきた人には「おつかれさま」「おかえり」と声をかけますが、実際のところ、現場に出て帰ってくるとホッとするんですね。それが愛社精神、コミュニケーション、みんなが楽しいという環境を作るのではないでしょうか。
ですから「遠慮」が出てくると、まずい傾向と感じます。遠慮して言えない、相手を思って言えないのかもしれないですが、「言うことも愛情」です。そこを見極めるためには普段の接し方が大事になってくるのです。
また、新入社員や2年目の社員は、ほかの人を探っている状態だと思うので、そこを優しく見守ってあげたいし、慣れてきて“杭”が出てきたら“出る杭を打つ” ことはせずに、野放しにして大きく育つようにするんです。

Q.若い世代を受け入れる側として注力していることはありますか?

今の10代は大人とあまりしゃべってきてないのかもしれません。18歳で社会人になっていきなり大人がたくさんいる状況だと戸惑いがあるので、業務で指示や叱りが多くなってくると不安になってしまいます。10年前とは違いますので、若い子への接し方は変えていかなければなりません。
そのために管理職には講習・研修を受けて勉強してもらっています。世代間の違いや接し方を理解して、いい若手を育てることに取り組んでいる最中です。

当社で働くことは、社会のインフラシステムという大きなものを担って、世の中のためになるということがありますけれど、それ以前に自分自身が輝けるような職場でありたいので、当社で働いていただける以上は輝いて欲しい。それが会社にとってもすごくプラスになる。働かされるのではなく「働いてやってるぜ」くらいの勢いで頑張ってほしいと思います。当社はそういう人が大好きです!

こぼれ話

michimichi編集部が生田社長に初めてお会いしたのはもう2年ほど前でしょうか。
見た目は強面ですが(笑)実際にお話ししてみるととてもフランクでとてもおしゃべり好きなんです。
工場を見学させていただいたときには、盤の構造や配線コードの太さの違いなど、素人の編集部員に対して熱心に教えていただいたことを今でもよく覚えています。
きっと部下や後輩のみなさんにも同じように接しているのだろうな…と想像しました。
そんな生田社長の意外な一面を発見したのは、事務所のデスクにお邪魔した時です。
なんと、可愛らしいキャラクターグッズやフィギアが飾られていました! 思わず「可愛い!」という言葉が口から出ていました(笑) 生田社長のスマホのカバーもとあるキャラクターなんですよ。
生田社長を深堀るとまだまだ色々と面白そうなので、また今度ぜひお話しさせてください!

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