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「教育に関係のない大人はいない」北海道から目指す“教育関係人口1億人”【株式会社すみか】

「教育に関係のない大人はいない」北海道から目指す“教育関係人口1億人”【株式会社すみか】のイメージ画像 michimichi編集部

株式会社すみか。学校教育の現場にキャリア教育や探究学習を支援するプログラムを提供しており、子どもたちが社会人たちと接点を持つことで学びを深め、それぞれの成長やキャリア形成に好循環をもたらすことを目指している。

主な事業は以下の3つ。
sumika All Campus…学校と企業、社会をつなぐ学校支援の取り組み
sumika Learning Studio…中学生から大学生、社会人が使えるコワーキングスペース
sumika Academy…中高生向けのフリースクールと通信制高校のサポート校

率いるのは代表取締役の月館海斗さん。
大学卒業後は私立の中高一貫校で社会科教員を経験。学生時代はコンサドーレユースに所属していた経歴も持つ(※コンサドーレユースは全国屈指の強豪!)。

そんな月館さんに、なぜ教員の立場ではなく、外から教育に携わろうと思ったのか、「すみか」が目指す教育とはどんなものなのかを訊いた。

僕は完全に風の人。いろいろな現場に入って支援をしていきたい

Q.元々教員をやっていたにもかかわらず、比較的若いうちに教員ではない教育への関わり方をしようと思ったのはなぜですか?

「僕があまり我慢できないタイプだからかもしれないですけど笑……社会科の教員だったんですが、社会のことを教えることが得意じゃなかったっていうことと、あまり意義を感じられなかったってのもあって……。

でも学校の先生の時から『進路に携わりたいんです』と先輩に言っていたんですが、『まずは先生は授業が仕事だ。授業やらなきゃいけないから、進路は二の次だ』と言われたんです。そうだよなと感じつつも、授業はかなりの時間を占めるので、自分のやりたいことへの時間は全然割けない。『じゃあ、一旦離れた方がいいかな』と思って(教員を)辞めました。

土の人、風の人(※)で分けた時に、僕は完全に風のタイプというか、1つの場になかなかいることがないんです。ここもコミュニティマネージャーがいて、運営を任せていて、僕はいろいろな学校に入りながら様々な支援をしていく方が向いてるなと感じています」

※土の人、風の人
比喩的に性格や行動のタイプを表すことば。地域創生や教育の文脈で用いられるときは、
「土の人」:地元に根ざしてコツコツ活動。伝統やコミュニティを守り、持続可能な仕組みを作るタイプ。
「風の人」:外から新しいアイデアや資源を持ち込み、変革のきっかけを作るタイプ。
などの意味で語られることが多い。

学生と大人が効果的にむすびつくコミュニティ

Q.高校生たちが勉強している同じ空間を大人がコワーキングスペースとして利用することでどんな有機的な結びつきが期待できるのでしょうか?

「たとえば、受験を控えている高校生がAO入試(総合型選抜)を受けるので、大学でどんなことやりたいかという志望動機を今一生懸命考えています。それを社会人に直接聞いてフィードバックをもらったりしています。

ほかにも、数学が苦手な子がいた時に、たまたま同じ場にいた大人が数学が得意な建設会社の社長で教えてくれたり……。数学って社会に出ると何の役に立つんだろうみたいなイメージがあったとしても、その社長が言うには『めっちゃサインコサイン使うよ』と建設の世界の実例を教えてくれるんです。すると学生たちは学ぶ意義を感じられたりできるんです」

Q.どんな学生がここで勉強しているのですか?

「大きく2つタイプがあります。
1つは勉強したい子が自習室がわりとして使うケース。塾にも自習室はありますが、静かに黙々やらないといけない場所であることが多いので少し緊迫感があります。そこに少し馴染めない子達は、周囲の話し声が聞こえるような場所の方がリラックスできるんです。

僕もそうだったんですけど、お母さんが料理をつくっている音とか家事洗濯の音が心地よくて茶の間で勉強するみたいな感覚ですよね。誰かと喋るわけじゃないけれど、その環境音が心地いいみたいな。

もう1つは、色々な大人と繋がりたいという高校生が最近増えてきました。ゼミ活動みたいなことを授業でやるようになったので、自分たちでテーマを持って学習を進めている子たちが、そのヒントを得たり、話ができる場として活用してもらっています」

Q.野望は?

「sumikaとして掲げているのが「教育関係人口1億人」というテーマです。
本当に教育に関わる人たちをどんどん増やしていきたいです。教育に関われば関わるほど、子供も大人も豊かになると思っているので、それを実現したいですね。

逆にいうと、教育に関係ない人はいないはずなんです。

たとえば、子供たちが働きたくないと感じる理由の一つとして電車の中で死んだ顔をしている大人を見るからというのがよく聞く声です。でも、大人たちは死んでいる顔をしているように見えることがあるかもしれないけど、心の中には燃えているものがあるじゃないですか。それが(子どもたちに)伝わっていないのかもしれない。

子どもたちと個別に直接関わることがなかったとしても、働いてる姿が教育になっているという意識を持ってもらえたらとも思っています。

だから、札幌市内には複数店舗欲しいと思っていますし、こういう場を広げてどんどん北海道中に、できれば全国にも展開していきたいと考えています」

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