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【北日本重機】建設機械と除排雪の専門性で札幌市民を支え続ける

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札幌市厚別区に本社を置く北日本重機株式会社。2024年に創業70年を迎えた。
「建機のオールマイティー」を謳うにふさわしく、建設機械の整備・レンタル・販売・買取、冬季間の除排雪、土木・舗装施工、不動産賃貸などが事業領域である。

今回は、同社の丸山雄司社長に話を伺う。

「昭和29年に祖父が創業しました。当時は札幌の街が全然出来上がっていない状態で、田んぼや宅地を作るとか、そういうところをブルドーザーを使って開発していくような時代。祖父は事業として機械を持ち、壊れたら機械も自分で直す…ようなところからスタートしました」

「私は小学校の時から父親や周りの人から「お前は後継者なんだ」というずっと言われ続けてきました」

そんな中で、凄く尊敬できる先生に出会ったという。

「『自分もそういう教師になりたいな』って思い描いた時期があったんですけど、一方で『でも(会社を継がなきゃいけないから)自分には教師の道はない』と当時から思っていましたね」

想像と違っていた家業。救ってくれたのは古参の常務

事業継承を意識して進学先も選んだ。大学は家業で扱っている建設機械に近しい分野を学ぶために機械システム工学科を選択。卒業後は超大手建設機械メーカーに委託研修生として入社し、研鑽を積んだ。

ところが。

「いざ父親から(会社に)戻ってきてくれという話になって戻ってきたらですね、自分の思い描いてた理想と全く違ったんです。正直、本当に会社の恥さらしになるかもしれないですが、当時は事務所に誰かが入ってきても、誰も顔を上げず、誰も挨拶もせずみたいな状況で、従業員の中にはいかにサボるかみたいなことを考えていた者もいました。

そんな現実を見てしまって、強い思いでやってきたのに入ってみたらこんな会社か…と思ってしまい、3か月経った時、父親に辞めさせてもらいたいっていう話をしました。

ただ、自分もちょっと感情が溢れてきて『なぜ今まで本当に強い思いでここまでやってきたのに、そんなことを言ってしまったんだろう』と感じて…2,3日、ふさぎ込んでしまいました」

そんな丸山社長を救ってくれたのは、自動車整備会社を経営している女性社長の方でした。

「自分の考えを引き出してくれるような研修に参加してみるといいかもしれないよって言ってくれて、そこで『そういう現実があったとしてもやりたい思いが強いんだ』と気づくことができました」

それからは早速行動に移した。まずは挨拶をすること。
新しく入社してくれた人たちに、「やっぱりうちの会社って挨拶しないよね…」とコミュニケーションをとりながら「挨拶できる会社にしたい」と率直に思いを打ち明けていった。すると、同調してくれる社員が次第に増えていった。

「変化には時間がかかったこともたくさんありますが、諦めずに自分が今後どういう会社にしたいのかを伝え続けました。

挨拶はお客様に対してどういう姿勢なのかということですよね。さらに当社に来ていただいた人たちだけでなく、自分からお客様先に顔を出してきちんと挨拶をして、相手が求めているような提案を考えていく(ことが大切)」

札幌の生活を支えている責任感を胸に

かつては中途採用がほとんどだったという同社。近年では新卒採用にも力を入れ始めている。会社の未来を担う高校生や専門学校生、大学生に期待することはどんなことなのか。

丸山社長は、お金が必要だから働くというのが主でありつつも、と前置きしたうえで言う。

「当社は除排雪に関わっています。札幌のマチを陰で支えている会社だと思っているので、当社の従業員には人の役に立つことをしている。それが事業の内容だということに自信を持っていいと思うんだともっと伝えていかなきゃいけないですよね。

だから入社してくれる方に対しても、そういう会社なんだと理解して、そこに共感をしてくれて、前向きに取り組んでくれる方であればいいなと思います」

長年にわたり、地域の生活を支えてきた同社。会社の将来について聞いてみた。

「当社は札幌市の建設機械業界と除雪事業の業界ではリーダー的な存在の会社になっていると思っています。一方で人員は生産年齢人口がどんどん縮小していく状況にあって、必要とされる事業に人が来ないということも現実的に起こり得ます。そういった状況で除雪事業をどう維持していくか、整備事業で困っている人たちの期待にどう応えていくか、などの問題に対して課題解決をしていく存在として、あり続けたいです」

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