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1冊の本をきっかけに成長の瞬間が訪れたときの話[書籍紹介 #01]

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みなさんは、社会人となり働いている中で、自分が成長したなーと実感した瞬間はありますか?

毎日が地続きとなっているから、自分の成長には気づきにくいものですよね。

ふと振り返ってみると1年前の自分よりは成長したな、と感じる場面はあるかもしれませんが。

でも、短期間でぐっと大きな階段の一段を登って急激に成長したと実感するあの感覚。

生きている中で、何度かは間違いなくその瞬間が訪れることがあるとA.Tは思っています。

私は今のところ成長の瞬間を実感できたのは、人生で2回ありました。

今回は、その1回目の成長の瞬間が訪れたときのエピソードを綴ってみようと思います。

ある1冊の本との出会い

その1回目の成長の瞬間は、遡ること約2年前。

当時、転職して半年が経過していたのにも関わらず、弊社の代表の言っていることがほとんど理解できていませんでした。

何が問題で話が噛み合わないのか?
そもそも、それ自体をあまり問題と感じていなかったのか?

今となっては当時どのように私が感じながら過ごしていたのかは、はっきりとは覚えていませんが、代表と話すときの違和感は確実にありました。

そんなある日、同僚から1冊の本を勧められました。

まさかこの本がA.Tの成長のきっかけになるとは、、そのときは考えもしませんでしたがw

気になる本のタイトルは…

『賢さをつくる』

谷川祐基さん著の『賢さをつくる』です。

賢さをつくる 頭はよくなる。よくなりたければ。
「思考」とは、驚くほどシンプルであった。「思考」の真実を知るだけで、誰もが簡単に、かつ今より飛躍的に「頭がいい人」なることができる。 本書では、「思考」というものを《具体》と《抽象》という「2つのキーワード」と、その2つを結ぶ「たった1つの…

割とさくっと読める本なので、詳細はぜひ本をお読みいただきたいですが、本書の内容の根幹となるものは以下の通りです。

「頭の良さ」とは、具体と抽象の距離が長く、行き来の速度が速く、その回数が多い人。

本書に掲載されていた、具体と抽象の関係の分類と役職と抽象度の関係が分かりやすかったので、以下にまとめてみました。

具体        ⇔        抽象
ミクロ                マクロ
虫の目                 鳥の目
現実                 理想
個別                 全体
短期                 長期
実用                 本質
五感                 概念
現実的                精神的
一面的                多面的
手段                 目的
問題解決               問題設定
  ↓        ↓          ↓ 
プレイヤー   マネージャー      リーダー
一般職       管理職        経営者

『賢さをつくる』より

コミュニケーション齟齬の解決の糸口は「具体と抽象の行き来」

先述したA.Tのエピソードに戻ります。

バリバリのIT畑の代表と元々は小売り・サービス業畑の私が当然噛み合うわけがない、と思われるかもしれませんが、使っている言語が違うだけでなく話している双方で「具体と抽象」の次元が違ったのだと…。

本書を読んでようやく気がつきました。

上記の図で考えると、経営者である代表は抽象的な言葉でお話ししていることが多かったです。(今も割とそうですがw)

A.Tは、それで?結局何をどうすれば良いの?という具体の結論を求めているのに、それがないから混乱していました。

抽象度が高い内容のお話しをする代表、具体的な内容が知りたいA.T。

噛み合うわけがありません。

※今となっては、その具体まで教えてもらっていたら、A.Tの考える力を養うことはできず、成長速度が遅くなっていたかもしれません。

ちなみに代表は、A.Tの成長のためを思ってあえて具体を言わない、というスタンスの持ち主です。(果たして親切なのか…意地悪なのか…笑)

本書を読んで、具体と抽象の関係性を理解できたので、代表だけではなく、同僚やお客様が話す内容に耳を傾けるときにこれは抽象度が高いな、具体的なお話ししかしていないな、と常に意識するようになりました。

抽象度が高すぎる内容に対しては、具体的には?
具体的な内容しかない場合は、理想は?全体としては?

などと質問できるようになっていきました。

本書が提起するように、やはり具体と抽象どちらかに偏り過ぎるのではなく、どちらの考え方もできることがやはり賢いということなのかと思います。

しかし、「具体と抽象の行き来」が自然に出来る人はごく稀なのでは…とも思います。

というか、この概念を知らないという人も多いのではと推察します。

A.Tもその一人で、もし本書に出会わなかったら一生知らないまま終えていたかもしれません…。

知らなくても、生きていけるし困ることもないであろうこの概念ですが、知っていれば、間違いなくコミュニケーションの質が向上しますし、仕事において必ず発生する、お客様のお困りごとを解決するためには?というミッションへのアプローチ方法も変わってきます。

もっと早く知っていれば…なんて思うこともありますが、若い頃はまだ理解できなかったかもしれません。

A.Tでも理解できる良きタイミングのときに本書に出会わせてくれたのかなと勝手に思っています。

現在は、お客様が抱える課題の解決案を考える際には、具体的な課題を徹底的にアウトプットしてから、そこから抽象度を上げたり、また逆に抽象度の高いイメージを膨らませてから、具体的には何があるか?を洗い出す作業を実施するようにしています。

「型」としては基本中の基本

この「具体と抽象の行き来」は一つの型であると思っていて、この型だけでは太刀打ちできない課題に直面したことがあるのも事実です。

なので、この2年半の間でいくつもの型を仕入れては、試してみる、を繰り返してきてなんとかやってこれました。

ですが、「具体と抽象の行き来」は、あらゆる型の中でも割と基本中の基本みたいな部分があるような気がしていまして、とくに社会人の方には世代問わずぜひ知っていただきたいと思う概念です。

『賢さをつくる』

ぜひお手に取ってお読みいただけますと幸いです!

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