このときは嬉しかったなーとか、あのときは嫌だったなーとか、ときにはなんだかよくわからないけどモヤモヤするな…とか。。
日々、色々な感情が湧くと思いますが、「なぜそのような気持ちになったのか?」について考えたことはありますか?
仕事、プライベート共に慌ただしく過ぎ去っていき、そんな感情になったことすら覚えていないし、思い出せない…なんてことが起きているのではないかと思います。
A.Tも以前はそうでした。
とくに、モヤモヤを感じるのはいつものことなのですが(笑)そのモヤモヤの正体についてなぜなんだろう?と疑問にすら思わなくて、そのまま放置してそのうち忘れる…なんてことが普通でした。
ですが、あるときからモヤモヤを感じたときに放置せずに(逃げずに)向き合うようになりました。
(そのあるときはいつだったか覚えていないのですが;;でも割とここ数か月以内の話)
モヤモヤしたのは、この言葉が引っ掛かったからかな?何が気になったのかな?なぜこう思ったのかな?
このような感じで頭の中でぐるぐる考えたり、紙に書いたりして、自分のモヤモヤについて探るようになりました。
そんな折、一冊の本に出会いました。
先日、代表とともに外勤していたときに、中途半端に少しだけ時間が空き、近くにたまたま本屋があったので寄ってみることに。
店内をふらふらとしていたときにふと目に留まった平置きされていた本。

タイトルだけを見ると、著者はコピーライターの方とのことで、コピーを考えるための言語化メソッド的なことが書かれているのかな?とざっくりにも程があるくらいのざっくりなイメージでしたw
すると代表がパラパラと本の中身をさらっと確認していました。
「うん、これ大事かも。自分で自分にインタビューすること。割とわかりやすい内容だから読んでみたら?」と。
「オイラも読みたいから先に読んでみなよ、だから買ってあげる。」
たまには良いところを見せる代表に感謝しつつ(笑)早速張り切って本書を読み進めました。
…すると、やはりA.Tが最初に抱いたイメージとは違いました。
いや、多少は合っているけど…本質的に感じたことは「自己対話」を身につけることによって単純に言語化スキルが向上する、だけでは済まない副産物的なものがたくさんありそうだ…ということ。
仕事だけでなく日常生活においても活かせることだと感じたので、これは全人類(大袈裟w)に読んでほしい…!と思いました。
自分のことは自分が一番よくわかっている!という思い込み
肝心の自分自身のことについて第三者に伝えるとき、確信を持って話すことはできるでしょうか?
よく自己紹介などでは、所属している会社、何の業務を行っているのか、趣味・特技、抱負・・・など決まりきった内容で話すことが多いかと思いますが、これらはよく考えなくても反射的に答えられるものが多いですよね。
…でも、本書でも出てきますが、自分の軸となる考えや意見などはいかがでしょうか?
例えば「自分がなぜ働いているのか?」自分が考えていることについては中々話せないのではないでしょうか?
日々、言語化できていれば答えられるでしょうが…かなり難しいことなのではないかと思います。
表面的には色々と答えられそうですよね。
生きていくため、家族のため、自分のやりたいことを達成するためetc…
しかしながら、本当にそうなのでしょうか?
実際のところ、自問自答して深堀りしていくともう少し違った答えが出てきそうな気がしませんか?
同じ言葉でも人によって意味の捉え方や感じ方が異なるという前提の意識を持つ
人が無意識に発している言葉、その一つひとつには、必ずちゃんと意味があります。そこには、その人ならではのものの見方や考え方やひそんでいます。
私はコピーライターとしても、キャリアコンサルタントとっしても、相手の言葉に「関わる」姿勢で話を聞きながら、さらに「相手の辞書をつくる」イメージを持つことを強く意識しています。
『こうやって頭のなかを言語化する。』より57頁を引用
著者は、コピーライターでありがながら、キャリアコンサルタントの資格を持っていて(凄い…!)キャリアカウンセリングをされるときに「相手の辞書をつくる」ことを意識されているとのことでした。
これは、自己対話でも同じことが言えて「自分の辞書をつくる」ことを意識して自問自答していくことであると。
本書でも例として挙げられていますが、「仕事」という意味について。
一般的な辞書の意味と、自分自身で思っている「仕事」の意味が少し異なる、ということが起こっています。
相談者の辞書の「仕事」:
与えられるものではなく、自分でつくりだすもの。
一般的な辞書の「仕事」:
すること。しなければならないこと。
特に、生計を立てていくための活動。職業。業務。
『こうやって頭のなかを言語化する。』より
ある意味、言語化スキルの第一歩は、自分オリジナルの辞書を作っていくことなのではないかと思います。
さらに…もっと言うと、自分以外の人のオリジナルの辞書についても知っていけると良さそうですね。
「この言葉の意味はどのように捉えて使っているの?」と質問できるとGOOD!ですね。
少しお話しが横道に逸れますが…大概、同じ言葉を使って人と会話していても、お互いに微妙に異なる意味で使っていて、なんだか噛み合わずに認識の齟齬が起きる…なんてことが日常茶飯事であることに気づかされます。
モヤモヤの正体
・会社に行くのが「なんとなく」めんどうくさい
・仕事をしていても「なんとなく」張りあいがない
・定例会議に出るのが「なんとなく」億劫だ
・特定の先輩と仕事をするのが「なんとなく」ストレスだ
・提案しようとしている企画が「なんとなく」しっくりこない
・夫や妻、友人と最近「なんとなく」うまくいかない
・将来のことについて「なんとなく」不安がある
『こうやって頭のなかを言語化する。』より79頁を引用
この「なんとなく」がクセモノなんですよね…。
A.Tも誰かと会話しているときにも、モヤモヤの中身をうまく言い表せないときについ「なんとなく~」と口癖のように言ってしまいます。
普段は、この「なんとなく」思っていることに対してわざわざ深掘りして言語化しようなんて思わないですよね。
…というか、無意識に気持ちに蓋をしてしまっていることもありそうです。
ですが、この「なんとなく」を紐解いていく、つまり自分で自分に聞いてみると、結構色々な言葉が出てきたりします。
この「なんとなく」から発生するモヤモヤを晴らすためのとっておきのワザが「超シンプルノート術」!
本書の中盤でやり方が詳しく書かれています。
カンタン!自分一人でできる言語化スキルアップ方法
気になる「超シンプルノート術」については、本書ではざっくりで恐縮ですが以下のように述べられています。
「ためる」→「きく」→「まとめる」の簡単3ステップ
ステップ1 「できごと+感じたこと」をメモする【ためる】
ステップ2 頭に浮かんだ言葉をノートに書きだす【きく】
ステップ3 現時点での「結論」を1行で書く【まとめる】
『こうやって頭のなかを言語化する。』より
詳しくは、ぜひ直接本書に触れて内容をチェックしていただきたいですが、日常生活でふと感じたことを逃さずにキャッチすること、そしてそれをすぐにスマホなどにメモをすることからまずは習慣化できると良さそうですね。
実は、A.Tは数年前から自分一人しか居ないグループLINEを作って(Black Boxというグループ名w)主にモヤモヤしたことがメインですが、吐き出しています…!
これを、もう少し精度を上げて「できごと+感じたこと」という型に当てはめてメモしていけば良いということだなーと思い、A.Tにとってはハードルが低めな習慣となっています。
自己対話は案外難しい…!それでも取り組み続けると何かが拓ける
率直に言うと…自己対話をやればやるほど「自分がわからなくなる」と感じるときがあります。
「結局、自分はどうしたいんだ?」と。
中々、自分自身の本音が引き出せないことも。
普段からどれだけ自分の本当の気持ちと実際の行動が乖離しているのか…と気づかされます。
それでも、自己対話を繰り返し紙に書き続けていると、ふとした瞬間に腑に落ちたり、新たな自分を発見できたりします。
段々自分の気持ちにウソをつかず正直になれる気がします。
…そうは言っても、「自分」を理解することはそう簡単ではないです。
「正解っぽい自分」に乗っ取られそうになります…。
「わからないし、スッキリしないけど、まぁいっか!」と、問いや課題を留保して耐える(寝かせる?発酵させる?)こともときには必要ですね。
…あ、これ「ネガティブ・ケイパビリティ」だ(笑)
※「ネガティブ・ケイパビリティ」は引き続きまだ寝かせたまま…ですw
おわりに
いかがだったでしょうか?
本書を読んでA.Tが気がついたこと。
先述のように、言語化スキル向上だけではない大切なことをたくさん手に入れられることです。
例えば・・・
仕事では、顧客の課題をヒアリングするときに、自問自答しているときと同じような感覚で問いを投げかけることができる。
日常では、会話で自分自身が話す内容の厚みが増す。
家族、友人、同僚とのコミュニケーションの質が変わることにより関係性が良くなる。
そう、仕事だけではない…生活のすべてと言っても過言ではない。
少し大袈裟かもしれませんが、言語化のスキルを身につけることは、自分の人生を一変させる可能性を秘めているのかもしれません。
あとは、言語化に対する敷居が少しでも低くなれば良いな…と思うA.Tです。
というのも、言語化という言葉はインパクトがあるというか、謎の圧を感じると言うか…。(あくまでもA.Tの勝手なイメージです)
社会人となった途端に、何かと言語化スキルが求められますよね。
学生時代、専門的に学ぶ機会があった方は除いて、大抵は言語化について学ぶことはないかと思います。
そう、言語化のやり方は誰も教えてくれない…だから、つまずく。
なんだか難しそうで…そして謎の圧を感じる(笑)言語化に対して拒絶反応も出てしまいそうですが、、、
それでも、自分自身で学ばなくてはならないことだと思います。
何はともあれ、自分自身の言語化のスキルが足りていないということを意識できるようになるだけでも成長だと思っています。
そう感じた方には、ぜひ本書を手に取っていただけると嬉しいです。
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