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「合宿免許」みたいな就活をした

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ウン年前だが、実体験の話をしたい。
似た境遇の人がいれば、ちょっとくらいは参考になるかもしれない。

就職活動、興味なし

「就活」、大学4年生にもなると周囲が口々に言う言葉だ。
意欲的な学生ならそれ以前から開始する、とも聞く。
それもそうだ。人生を100年としたとき、労働者として過ごす期間は相当に長いのだから、真剣に取り組むに越したことはない。
ひと口に大卒と言っても、「新卒」という最強カードを切れるタイミングは限られているのだ。

しかし、大学在学中の私はびっくりするほど「就活」に興味がなかった。
決して働かずに生きていけるような身の上ではなかったが、良くも悪くも楽観的だったのかもしれない。

もちろん、やらなければいけないのはわかっていた。
周囲の様子に煽られ、焦る気持ちもないわけではなかった。
しかし、とにかく意欲が湧いてこない。
湧いてこないものはどうにもできなかった。

※母校の名誉のために言うと、キャリア支援がなかったわけではない。ただ私が活用しなかっただけだ。なにせ意欲がなかったもので……。

あれよあれよという間に既卒

そんなスタンスで過ごしていたのだから当然だが、就業先が見つからないまま大学を卒業した。

そもそも就活って何するの?
自己分析? 企業研究? 何からどう手を付ければいいの?
頭の中にある「就活」があまりに漠然としており、わからなさを噛みしめているうちに数ヵ月が経過していた。

とはいえ、いつまでも目を背けているわけにはいかない。
生きているだけでお金は減るし、生きているだけではお金は増えないのだ。

いい加減エンジンをかけないと……と、しぶしぶインターネットで情報収集をしていると、あるものと出会った。
ジェイックの「就職カレッジ」だ。

当時の「就職カレッジ」は未経験者の就職支援に特化したサービスで、
①自己分析、企業研究からビジネスマナーまで、就活のイロハを学ぶ講習会
②書類選考なしで複数の企業と実際に面接をする面接会
の2つで構成されていた。

※現在のサービス内容は私の受講当時と異なる可能性がある。詳細はぜひWebサイトを参照してほしい。

受講時のエピソードは別の機会に触れるとして…….。
驚いたのは、これらがまさに「合宿免許」のようなサービスだったことだ。

「合宿免許」みたいな就活

短期間、格安、効率的。
合宿免許のメリットとしてよく挙げられる3点だが、これらは先の「就職カレッジ」にもすべて当てはまっていた。

①短期間

講習会と面接会、通しでおよそ9日間だった。何なら最短14日間を謳う合宿免許より短い。
その分、1日あたりは8時間のカリキュラムだったと記憶している。これは就職後のリアルな生活リズムを体験する、という名目だった。
私はいわゆる「体育会系」とは程遠く、その手のノリに燃えるタイプでもない。
しかし、もし講師や他の受講生と水が合わなかったとしても、たかが9日間の付き合いだ。ギリギリ割り切れる。
なんなら大学4年生の365日をかけて放置し続けてきたものが、たった9日で片付くかもしれない。そう思うとモチベーションを保つことができた。

②格安

というか「就活カレッジ」そのものは無料だった。
別途かかったのは出張費(交通費/宿泊費/食事代)くらいだろうか。というのも、オンライン講座が一般的でなかった当時は開催地が限定されており、開催地に住んでいない私が受講するには現地に出向く必要があったからだ。この点も、遠方の教習所周辺に宿泊しながら教習を受ける、という合宿免許のスタイルと通ずるところがあった。
Webサイトを見ると現在はオンラインで受講できるようなので、いよいよ出張費もかからない。非就業者にとって、金銭的負担が小さいのは大きなメリットと言えるだろう。

脱線。とは言いつつ、あえて場所を変えてみるのも悪くない手だと思う。
よく馴染んだ場所は、良くも悪くもリラックスできるものに囲まれているからだ。
気を引き締め、集中して取り組んだ、という実感は達成感にもつながる。

③効率的

本やインターネットを活用すれば就活のノウハウ等いくらでも手に入るが、手当たり次第に当たるには情報が膨大すぎるし、取捨選択も難しい。
一方、「就職カレッジ」を開催しているジェイックは1990年代から続く大手の転職エージェントだ。
就活のプロが長年蓄積したノウハウをかいつまんで学べるのは効率的と言えるのではないだろうか。
いつでも相談できる講師の存在も非常に心強かった。


もちろん、この手のサービスには合う合わないの個人差がある。
合わないものに時間をかけても心身が消耗するだけだ、と考える人もいるかもしれない。

ひとつ確実なのは「面接で使えるエピソードになる」ということだ。

ブランク(未就業期間)のある人は、ブランクが発生した理由や、その期間中どう過ごしていたかを面接時に問われることも多い。
実際、私が就活をしていたときも、必ずと言っていいほど聞かれた内容だ。

そういうとき、就業への意欲を示せるエピソードは求職者の心強い味方だ。
「何も話せることがない」という事態を免れることができるからだ。
話すことが浮かばなくて焦る、焦ってパフォーマンスが落ちる、の負の連鎖……身に覚えのある人には特に有効かもしれない。

「話のタネでも作るか」くらいの気持ちで飛び込んでみるのも良いと思う。

札幌市にも類似サービスが

合宿形式……ではないが、札幌市でも似たような就労支援の取り組みがあるらしい。
15日間の座学研修と21日間の職場実習がセットになった、「ワークトライアル事業」というものだ。

正社員就職をとことんサポート!札幌市主催ワークトライアル | キャリアバンク
正社員就職をとことんサポート!おおむね55歳以下の求職者等を対象に、15日間の座学研修と最大21日間の職場実習で正社員就職を目指す札幌市の就職支援事業です。

募集期間は2024年10月18日(金)まで、だとか。
関心のある方はチェックしてみてはいかがだろう。

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