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本州で暮らしながら札幌の仕事を探した

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私は本州出身者で、現在の職場に就職する以前は本州に住んでいた。
そのため就活の大部分を本州で暮らしながら行なったのだが、その時の話をしようと思う。

「微妙」な希望条件

  • 年齢:いわゆるアラサー
  • 職歴:複数の入退職歴あり
  • 前職を退職してから1年以上のブランク(未就業期間)アリ
  • 当時の居住地:本州
  • 希望する勤務地:札幌
  • 希望する職種:完全未経験(学生時代の専攻もほぼ無関係)

こんな感じだった。
このスペックで未経験職種にチャレンジだなんて……と、ひとによっては苦い顔をするかもしれない。
実際、すんなりとは見つからなかった。相談先で遠回しに断られたこともある。
……が、縁あって現在は札幌市内で働いている。
今回は、そうした紆余曲折の道中を支えてくれたサービスたちを紹介したい。

民間の就職支援サービス

当時は複数のサービスを併用していた。A社にない求人がB社にはある……なんてことがよくあったからだ。私はできるだけ多くの求人情報が欲しかった。量を見なければ職種の特徴も掴めない。

利用頻度が高かったのは「doda」「リクナビNEXT(リクルートエージェント)」だろうか。
個人的に良いと思った点をいくつか挙げる。

①複数企業への応募が簡単

初回登録時は履歴書やら職務経歴書やらの情報を登録しなければならず、私のように職歴の多い人間は紙からデータに転記するだけでも結構時間がかかる。
ただ、一度登録してしまえば以降はどんな企業でも1クリックで応募できるようになるので、とにかく釣り針を増やしたい人にはおすすめだ。

②就活エージェントからアドバイスをもらえる

書類添削や面接指導など、エージェントの支援は多岐にわたるが、私は主に求人紹介サービスを活用した。
たとえば希望条件ひとつとっても、こちらの理想をヒアリングしたうえで、現実的な落としどころを提案してくれる。
私が実際に受けたアドバイスを例に挙げると、その職種で紹介求人数を増やしたいなら勤務地に東京を追加した方が良い、というものがあった。
「札幌がいいんだけどなあ……」と内心ぼやきつつ、勧められるがままに東京を追加してみると、たちまち紹介求人数が増えた。さすが東京、仕事の宝庫だ。
実際に応募するかは置いておいて……いろんな企業を知ることで結果的に業界・職種への理解が深まったように思う。

③求人情報が自然と集まってくる

エージェントを利用すると紹介求人がどんどん会員ページに蓄積されていくので、自分でこまめに求人検索をする手間を省けた。
あれやこれやと考えることが多い求職期間、希望条件さえ定まっていればタイパは良かったと思う。

ちなみに、すでに道内に移住している方なら地場の就職支援サービスを利用するのも手だろう。
私もいくつか登録したが、ひと通りの就職支援が揃っていたほか、大手のサービスには掲載されていない求人も少なからずあったように思う。
当時、本州在住だった私には地場ならではのテンポで就活を進めるのが難しく、うまく活用しきれなかった節はあるのだが……参考までに。

国の就職支援サービス・ハローワーク

なんだかんだ決め手になったのはハローワークだ。
当時のインターネットでは「求人の質が……」といったネガティブな評判も珍しくなく、私自身、先入観があったように思う。
だが、雇用保険に係わる手続きを進める傍らでちょくちょく利用しているうちに、ハローワークの良い点にも気が付いた。

①民間サービスでは見かけない求人がある

とにかく求人数が圧倒的だ。地方でもこんなにたくさんの仕事があるのだと驚いた。
確かに質云々は利用者側の見極めが必要だが、それは民間サービスにおいても多かれ少なかれ必要なことであり、それだけを理由にハローワークを利用しないのはもったいないかもしれない。
求人票の検索・閲覧だけならオンラインでも可能で、アカウント登録等も不要なので試しやすいだろう。

ハローワークインターネットサービス – トップページ

②応募のたびに気が引き締まる

民間サービスと比べると、ハローワークを通した求人応募は多少煩雑だ。
オンラインで応募できる求人もあるが、ハローワークに直接出向いて窓口を通さないと応募できない求人もそこそこある。
私が気になった企業は軒並み後者だったため、徒歩では通えない距離にあるハローワークに何度か足を運ぶことになった。
ただ……恥ずかしながら「これだけの手間をかけた」という実感が私をいっそう真剣にしてくれたように思う。手間をかけたなりの結果が欲しくなった。
窓口に求人票を差し出す。職員の方が企業に電話をかけ、採用活動について問い合わせる。……この一連の流れをリアルタイムで目の当たりにすると、オンライン応募では見えなかったものが見えてくる。

忙しいなか時間を割いて対応してくれる職員の方の姿。
電話口の向こうで受け答えをする企業の存在感。
途端にすべてが現実味を帯びて迫ってきた。

おかげで緊張感が高まった。
「ここまで来たからには……」という思いも沸き起こった。

決してタイパが良いとは言えない……が、私のようなタイプの人間が自分を奮い立たせるには、タイパが悪いくらいがちょうどいいのかもしれない。

③職業訓練を受講できる

これについては別の機会に。
受講して良かったと強く思っている。

就活終了! 最終的には……

長々と書いてきたが、最終的にはハローワーク経由で応募した1社が現在の職場となった。
求職期間中、札幌市に出向いたのは数回程度で済んだ。もちろん方々からのご配慮あってのことで、感謝を心に留めたい。

そういうわけで、ギリギリまで本州で暮らしながら札幌市内に就職するのも(簡単とは言えないが)不可能ではないらしい。
本州から道内への就職を目指している方の参考になれば幸いだ。

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