自社オリジナルのLINEスタンプを作った・アイキャッチ画像

自社オリジナルのLINEスタンプを作った

自社オリジナルのLINEスタンプを作ったのイメージ画像 みー

実は先日、LINEスタンプを作った。
Webメディア「michimichi(ミチミチ)」のキャラクター・ミチミチくんの静止画スタンプだ。

Webメディア「michimichi」のキャラクター・ミチミチくん

今回は備忘録がてら、LINEスタンプの作り方を振り返りたい。

※2025年7月時点の記録であり、体験談であって情報の正確さや効率の良さを保証する内容ではありません。

必要なもの
1.LINEアカウント(個人アカウント)
2.スタンプに使用する画像

手順
おおまかには下記の3つだ。
1.LINEクリエイターズマーケットにクリエイターとして登録する
2.スタンプに使用する画像を用意する
3.LINEクリエイターズマーケットで販売手続きをする

実際には2→1→3の順に実施したが、実体験を踏まえて1(LINEクリエイターズマーケットにクリエイターとして登録する)を最優先で実施することをおすすめしたい。

というわけで、ここからは各手順についてより詳しく書いていく。
ポイントだけ知りたい!という方は、太字部分のみざっくりと読むのが良いかもしれない。

1.LINEクリエイターズマーケットにクリエイターとして登録する

【参考:LINEクリエイターズマーケット】https://creator.line.me/

このクリエイターズマーケット、よくあるWebサービスのように「適当なメールアドレスさえあれば、1分もかからずにサックリ登録できるでしょ!」と思っていると面食らう。

この手順、LINEアカウント(以下、個人アカウント)が必要らしいのだ。

すでにLINE公式アカウントを運用している法人等であればLINEビジネスIDを取得しているだろう。
自社も既にビジネスIDを取得していため、これを活用すればクリエイターズマーケットとも簡単に連携できるものとばかり思っていた……が、そんなことはなかった。ビジネスIDの情報を入力してもログインエラーとなってしまう。公式アカウントがあったとしても、個人アカウントがないと登録できないようだ。

そういうわけで、急遽クリエイターズマーケットに連携しても問題ない個人アカウントを用意することになった。

もちろん、従業員がプライベートで取得した個人アカウントでもクリエイターズマーケットに登録することはできる。
ただし、将来的に法人のものとして管理していくことを踏まえると、社用スマホ(タブレット)で会社用の個人アカウントを作成し、使用するのが無難だろう。

この個人アカウントだが、パソコンからは新規登録ができない。
スマホ(タブレット)で新規登録するとしても、1端末1アカウント等の制約がある他、既存の個人アカウントで使用されていない電話番号が必要となる。

幸い、今回はLINE未登録のタブレットと電話番号があったため、急ピッチで個人アカウントを作成できた。ただ、スマホ(タブレット)や電話番号といったものは本来、簡単に都合がつくものではないだろう。
スタンプ制作を計画的に進めるためにも、事前に準備できるものはしておいた方がスムーズに違いない。

【参考:登録の仕方】https://note.com/line_cm/n/n06c48e40851e

2.スタンプの画像を用意

1アイテムにつきスタンプ画像は8~40枚まで、8の倍数単位で登録できる。
また、販売手続きにはスタンプ画像とは別でメイン画像1枚、トークルームタブ画像1枚が必要となる。
今回は全16種の静止画スタンプだったので、スタンプ画像16枚、メイン画像1枚、トークルームタブ画像1枚、合計18枚の画像を用意した。
【参考:制作ガイドライン】https://creator.line.me/ja/guideline/sticker/

スタンプ画像は当初全40種を目標にしていたが、いざ着手してみると思った以上に手間がかかり、限られた時間の中では16種が精一杯だった。

使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)
有料のイラスト制作ソフトだ。このソフト単体でイラスト制作から文字入れまで行うことができる。
また、スタンプはすべての画像をPNG形式で用意する必要があるが、このソフトはPNG形式の書き出しにも対応している。
スタンプ制作に必要な機能はひと通り揃っていると言えるだろう。

キャンバスサイズ:1280px1280px、解像度:350dpi
スタンプの画像は最大で横370px縦320pxだが、
・小さいキャンバスはイラストが描きにくい(体感)
・イラストをスタンプ以外の用途で流用する場合を想定して、拡大縮小に強くしたい(小さい画像は拡大すると粗くなってしまう)
……などの理由から、1280px*1280pxという、実寸よりも大きいキャンバスで制作した。
なお、クリップスタジオペイントはファイルを書き出す際にサイズを指定できるので、キャンバスサイズ=実寸である必要性はない。作業効率を考えても、イラスト担当者の描きやすいキャンバスサイズで描くのが良いだろう。

注意したいのはキャンバスサイズよりも実寸で表示した際の視認性だ。
イラストや文字が小さすぎたり、線画が細すぎたりすると実際のトーク画面ではこぢんまりとした印象になってしまい、見栄えが悪くなってしまう。
視認性は審査基準のひとつにも挙げられているため、作業中もたびたび実寸でプレビューしてバランスを調整するのがおすすめだ。

加えてトーク画面は背景デザインが固定ではないため、たとえば黒いキャラクターは白背景でははっきり見えるが、黒背景には溶け込んでしまって内容が伝わりにくい可能性がある。「どんな背景色でも綺麗に見える!」というのは難しいとしても、ある程度 背景色を問わないイラストを検討する必要があるだろう。今回制作したスタンプにも、黒っぽい文字には白いフチをつける等、試行錯誤の跡が残っている。

3.LINEクリエイターズマーケットで販売手続きをする

必要なものが揃ったら、あとは販売手続きだ。
クリエイターズマーケットのマイページにログインしたら『新規登録』ボタンを押下し、入力項目を着々と埋めていく。
初見でも入力に迷う項目はほとんどないと思うが、印象に残っていることをコメントしていきたい。

※参考画像として掲載しているスクリーンショットはすべて審査後に取得しているため、審査前の画面とは一部表示が異なります。

3-1.「表示情報」タブ

「表示情報」タブ・スクリーンショット(1/3)

『言語』はデフォルトが「English(英語)」なので、日本国内での販売を考えている場合は「Japanese(日本語)」も追加する必要がある。

「表示情報」タブ・スクリーンショット(2/3)

注目したいのが『特集企画』だ。
『特集企画』には複数のテーマが用意されており、テーマに合致するスタンプであればだれでも応募することができる。採用されたスタンプはショップ等で告知されるため、多くの人の目に触れる機会を得ることができる。
一見、参加しない手はないように思えるが、『特集企画』に参加しているスタンプはLINE PRスタンプ(:スタンプを無料配布できる仕組み)の対象外となってしまう。
将来的にLINE PRスタンプを実施する可能性がある場合、『特集企画』への参加は慎重に検討した方が良いだろう。

【参考:LINE PRスタンプとは】https://note.com/line_cm/n/n048756bddebb

「表示情報」タブ・スクリーンショット(3/3)

スクリーンショットは残っていないが、実際には『販売開始設定』という項目がある。「自動」を選択するとスタンプが承認され次第 販売開始となるため、任意のタイミングで販売開始したい場合は「手動」を選ぶ必要がある。

『ライセンス証明』ではスタンプに使用されている画像の著作権がクリエイター自身に帰属していることを、第三者でも確認できる形で証明する必要があるようだ。
今回は『作品が閲覧できるURL』にキャラクターのXアカウント、『補足事項』にXアカウントと紐づくWebメディアのURL等を添えながら、Webメディアの運営会社とクリエイターが同一であることを明らかにし、権利的に問題ない旨を記載した。

3-2.「スタンプ画像」タブ

「スタンプ画像」タブ・スクリーンショット

メイン画像、トークルームタブ画像、スタンプ画像の順に登録していく。
なお、トーク画面で確認できるスタンプ一覧は、このタブでの登録順にしたがって1列4個ずつ表示されるため、もし表示順にこだわりがある場合は登録順も意識した方が良さそうだ。

3-3.「タグ設定」タブ

「タグ設定」タブ・スクリーンショット

タグは審査後に自動で設定されるらしいが、手動で設定することもできる。
タグの文言はイチから考える必要はなく、既存タグの一覧から適切なものを選ぶ形式だ。
タグの設定はスタンプのサジェスト表示に影響するらしいので、適切なものが複数存在する場合は、できるだけ網羅するつもりで設定するのが良さそうだ。

【参考:タグ設定のメリット】https://note.com/line_cm/n/n846009d35f27

3-4.「販売価格」タブ

「販売価格」タブ・スクリーンショット

スタンプは無料配布できない(※)ため、販売価格を設定する必要がある。
販売価格は120円、250円、370円、490円、610円のいずれかから選択できる。人気スタンプの価格帯を参考にしながら検討するのが良いだろう。

※クリエイター側が広告費を負担することでユーザー側に無料配布するしくみも存在する。興味がある方はLINE PRスタンプLINEプロモーションスタンプ等を検討してみてはいかがだろうか。

3-5.審査をリクエスト⇒承認!

必須項目の入力を終え、審査をリクエストしたら、あとは天命を待つのみだ。

審査は約2日間(早くて数時間)で完了します。

【LINEスタンプメーカー】https://creator.line.me/ja/stickermaker/

上記を参考にするなら審査期間の目安は約2日(早くて数時間)だが、今回は4日程度かかった。
リクエストしたのが平日の午後と遅めのタイミングだったこと、その後 土日を挟んだこと等が影響しているのかもしれない。審査期間はある程度余裕を見ておくのがおすすめだ。

リクエスト直後はステータスが『審査待ち』に変化し、その後『審査中』『承認』と変化していった。より詳細には『審査待ち』状態が1~2日、『審査中』状態が2日程度続いたものと記憶している。
こうした審査の状況はメール等で通知されないため、リクエスト後はクリエイターズマーケットのマイページをこまめに確認するのが良さそうだ。

最終的には一度もリジェクト(却下)されずに承認いただけたので心底ホッとした。一発OKの内容が気になる方は下記リンク先で確認してほしい。

ミチミチくん – LINE スタンプ | LINE STORE
WEBメディア「ミチミチ」のキャラクターのスタンプです。ビジネスでも使いやすい敬語を中心に収録しています。

ステータスが『承認』になったら、いよいよスタンプを販売できるようになる。

【3-1.「表示情報」タブ】の『販売開始時期』で「手動」を選択した場合は『販売開始』ボタンを押下するまで販売されないため、ボタンの押し忘れがないよう注意したい。

おわりに

そんなこんなでやっと完成! 短いようで長かった道のり! ゆえに達成感もひとしおだ。
これからスタンプ制作を考えている方にとって、この記事が何らかのヒントになれば幸いである。

「そもそもミチミチくんとは?」という方は、下記プレスリリースもお見逃しなく!

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