「自分一人でなんとかしなきゃ」という思い込み
仕事がうまくいっていないとき、みなさんは誰かに話せていますか。
前回のコラム「『全部ダメだった』と思ってしまう自分へ」では、うまくいかなかったときに、全部ダメだったとひとまとめにせず、何ができて、何がうまくいかなかったのかを分解して振り返ってみよう、という話を書きました。
今回は、その振り返りを誰かと一緒にしてみる、という話です。
A.Tは、もう少し自分で考えてから相談しよう、と思ってしまうことがあります。
何に困っているのか整理して、できれば解決策も考えてから。
そのほうが相談される側も答えやすいだろうし、自分が担当している仕事なのだから、まずは自分で何とかしなければ、と。
でも、いくら考えてもどうしたらいいかわからないときもある。
前向きに捉え直そうとしても、思考の端々で「でもな…」が出てくる。
だんだん気持ちもしんどくなって、気づけば「どうしよう」となってしまう。。
打ち明けたことで動き始めた
先日、まさにそんな状態に陥り、社内の定例ミーティングで思い切ってとあるプロジェクトであまりうまくいっていないことを話しました。
すると、同僚がその言葉を拾ってくれました。
A.T個人のスキルや能力の問題としてだけでなく、会社としてどう関わっていくべきか、という視点も含めて一緒にもう一度振り返ってみよう、と。
そこから、何が嫌だったか、何が大変だったかを話しました。
そのうえで、「今どう動くか」だけでなく、「これから同じように困らないために、何を決めておいたらいいか」を一緒に整理していきました。
「うまくいっていない」と口に出したことが、振り返る時間につながり、今後の進め方の再設計につながり、具体的なアクションにまで一気につながっていきました。
正直、最初に打ち明けたときは、そこまで展開するなんて考えてもいませんでした。
「個人の力不足」ではなく「みんなで考えること」
この過程で、A.T自身の捉え方も大きく変わりました。
それまでは、私の力が足りないのか、もっと頑張らなければいけないのか、と考えていました。
でも、担当しているのはA.Tでも、そのプロジェクトにどう関わっていくかは、会社として考えられることなんだな、と。
一人で責任を引き受けようとしていると、「自分がもっと何とかする」に偏ってしまう。
役割の分け方や、進める前に決めておくことなど、自分の頑張り以外にも見直せることがあるのに、そこまで目が向いていませんでした。
会社として捉え直すことで、次に考えることが少し見えてきました。
やさぐれていた心も、少し軽くなった気がします。
感情も含めて誰かと一緒に紐解いていく
やっぱり、一人で抱え込んでできることなんてたかが知れているな、と痛感します。
自分一人ではもう打つ手がないと思える状況でも、誰かと話すことで、まったく違う見方やまだできることが出てくる。
今回は、A.Tの話を受け止め、一緒に泥くさく考えてくれる同僚がいたことに、本当に助けられました。
振り返りも、自分一人で整理して答えを出すだけでなく、誰かと話しながらしてみていい。
何が起きたかだけでなく、何が嫌だったか、大変だったかも含めて。
そこから、次にどうするかを一緒に考えていけるのだと思います。
まだ、プロジェクトそのものがうまくいったと言えるわけではありません。
でも、一人で「もうどうしよう」と考えていたところから、次にどう動くかを考えられるようになりました。
抱え込まずに、その状態ごと打ち明けてみる
みなさんも、なんとかしようと一人で抱え込んでいることはありませんか。
もし考えが同じところをぐるぐる回っていたら、まとまっていなくても、その状態ごと誰かに話してみてください。
一緒に振り返ることで、自分だけでは見えていなかった次の一歩が見つかるかもしれません。
#コラム
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