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仁のあるAIと振り返る—認知行動療法から考える、自分との向き合い方

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「口先で上手いことを言って、相手に気に入られようと媚びへつらう。それでいて本当に思いやりのある人は、ほとんどいない」

「巧言令色、鮮(すく)なし仁」
『論語』にある孔子の言葉だ。

昔の人はわずかな言葉で核心を突いたことを言う。
スマホなどもなく、ゆっくり考える時間があったからだろう。

「ハルシネーション」よりも「シコファンシー」のほうが危険だという研究者もいる。
「シコファンシー」とは、AIが過剰にユーザーに迎合すること。
つまり「巧言令色」だ。

ユーザーのどんな言葉にも、肯定的な言葉で応える。
変化が激しく、自己責任を求められ、将来が不安な現代。
何を言っても大丈夫、安心感が欲しい。
否定されず、無条件に受け入れて欲しい。
自分を否定しない相手と話をしたくなる。

対話型のAIは、そんなニーズを満たしてくれる。
ありがたい、でも、全面的に喜ぶことはできない。
AIの提供者は、不安な個人を救うことを目的にはしていない。
ユーザーが使い続けることで、利益を生み出すことが目的だ。

離脱させないためには、ユーザーを心地良くする。
そのためには過剰な迎合も厭わない。
迎合がユーザーに、一時的であれ安心感を与える。
求める者がいて、与える者がいる。
バランスは取れているように見える。
ただ、ちょっと捻れた形になっていないか。

シコファンシーが現実の人間関係に悪影響を及ぼしている。
そんな研究結果も出ているそうだ。
相手を心地よくするけど、その相手に悪影響を及ぼす。
AIに「本当の思いやり」は少ない。

「少ない」ということは、少しは「ある」とも言える。
何らかの可能性はあるということだ。
人間とは違い、黙って話を聞いてくれる。
話の腰を折ったり、勘違いのアドバイスもしない。
変な武勇伝を展開したり、人生哲学を語ったりもしない。
そんなAIを活用しない手はない。

うまく付き合えば良い。
相手の悪いところは出させず、善いところを引き出す。
それがよい関係を長く続けるコツだ。
AIの持つ善いところを、使う人間が引き出す。
わずかに持つ「本当の思いやり(仁)」を、うまく引き出す。
仁あるAIとやりとりすることで、私自身もより善くなる。

ところで、仕事では「振り返り」が大切だ。
過去の出来事を、落ち着いた状態であらためて見直す。
うまく行ったことは再現性を高める。
うまく行かなかったことは再発防止につなげる。

実行中に気づかなかった可能性を、事後的に見つけ出す。
出来事を通り過ぎていく風景にはしない。
出来事を何か学べる経験に変える。
「振り返り」とは本来、ポジティブな行為だ。

でも、気乗りがしない。
多くの場合、「振り返り」は失敗したときに求められるからだ。
反省、犯人探し、謝罪、そんなイメージとつながっている。
「振り返り」をちゃんと学んできた人はどのくらいいるのか。

子どものころを思い返す。
間違えたり、悪いことをしたりすると、謝ることが求められた。
「ごめんなさい、間違ってました、もう二度としません」
そうすることで、相手から「許して」もらえる。

許してもらうためには、とりあえず謝っておけばいい。
理由がわからないのに、謝らさせられる。
学校や家庭で、そんな経験を誰もがしてきただろう。

ちゃんとしたやり方も知らず、過去には嫌な思い出がある。
振り返る気にならないし、やろうとしても上手くできない。

それでも、生きているとうまく行かないことがある。
一生懸命やっても失敗することもある。
人から嫌な思いをさせられることもある。
一人では抱えきれない辛いこともある。

そんなとき、AIとやりとりしたくなる。
黙って聞いてくれるし、肯定的な言葉で接してくれる。
「シコファンシー」に陥らなければよいのだ。
AIがちゃんとした「振り返り」ができるようになればよい。

ちゃんとした「振り返り」。
身近で思いつくのは「認知行動療法」的なやり方だ。
これを活用してみよう。

私たちの誰もが認知の癖(歪んだ色眼鏡)を持っていて、その眼鏡を通して現実を捉える。
(どんな人の現実も少し歪んで色がついている)
その現実に対して、脊髄反射的な思考をしたり、感情が揺れたり、行動を起こしたりする。
行動の結果が自分の許容を超えるとき、人は辛い状況に追い込まれる。
認知行動療法ではこんな捉え方をしている。
(かなりザックリした整理だ)

このようなプロセスをAIと丁寧にたどりなおせばよい。
どんな歪んだ色眼鏡を通して、自分は現実を見ているのか。
自分が捉えている以外の現実とはどんなものか。
自分の脊髄反射的な思考とは別の思考もあるのでは。
自分が振り回されたのとは異なる感情を想像してみる。
そこから出てくる今までとは異なる「振る舞い」。
その結果は、どのようなものなのだろうか。

そんな「振り返り」ができれば良い。
そう思い、試してみた。
思ったより、簡単なことだった。

以下のプロンプトを使って、やり取りを始めた。
使いながらの修正は必要だが、質の高いやり取りができた。
思考の整理、心理的な落ち着き、新たな言葉の獲得、次の行動へのヒント、自己理解、いろんな可能性を感じられた。

自分なりの「振り返り方」を持っていない人。
試してみる価値はあると思う。
ビジネスに役立つと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
認知行動療法のフレームを使って、対話形式で「振り返り」を行いたいと思います。
思考の整理が目的なので、過度なメンタル面、感情面のケアは不要です。
内容は「⚪︎⚪︎」についてです。(内容は具体的なものが良い)
いたずらに話を広げたくないので、基本的に質問は一度に一つにしてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仁のあるAIとうまく出会えますように。

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